アンリ・ル・シダネルの展覧会。
地元のメルシャン軽井沢美術館で開催中の「アンリ・ル・シダネル展」へ。
自然の風景が優しいタッチで描かれていました。
夕方の景色や月夜に浮かび上がる水辺の情景が多く
画家の人柄が感じられます。
特に良いなあと思ったのが、
階段のある風景。
冬の夕暮れ、階段と生け垣の向こうに家の灯りが見える景色。
階段を登った広場。こちらはリトグラフでした。
晩年の地、ジェルブロワ村で移り住んだ住居では、
庭にきれいな薔薇や植物を植えたことで、
村全体へ花々が広がっていき、その後の
フランスの美しい村100選に選ばれるきっかけにも
なったのだそう。
メルシャン美術館もシダネル展が最後の展覧会となり、
11月初旬で閉館となるそうです。
地元の美術館として自慢の場所だったので何とも残念です。
秋の風の下、寂しさを覚えた展覧会でした。
by thinking_grove
| 2011-10-02 18:57
| 長野