カンディンスキーと青騎士展。

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日曜日は日帰りで東京へ。

三菱一号館美術館で開催中の『カンディンスキーと青騎士展』の最終日。

何年か前に展覧会を観に行った時は、
ある意味「完成されたカンディンスキー」という印象だったけれど、
今回はちょっと違っていた。

ヴァシリー・カンディンスキーという人が
どのように絵を描き、
なぜ仲間たちと青騎士を結成するに至ったのか。

三菱一号館の館内を歩き、絵を眺めていく内に
パートナーであったガブリエール・ミュンターや、
フランツ・マルクをはじめとした仲間たちとともに、
画家が歩んだ道程をたどっていくことができる会場構成。


1909年の一年間に、カンディンスキーの絵が大きく変化していったこと。

自由な色彩とフォルムで世界を描くという、当時まだ人々に馴染みのない
抽象画を積極的に展示する「青騎士」がミュンヘンで組織され、
ドイツ美術の絵画表現に革命を起こしていったこと。

後の第一次大戦の中で、仲間が次々と命を落としていったことーー。

カンディンスキーの絵は、仲間たちとの出会いや研鑽が
あったからこそ生まれ、
抽象画を認めない人々からの軋轢をも飛びこえ、
厳しい大戦の時代の中に光り輝いていた。


印象的だったのは、展覧会のポスターにもなっていた
『印象Ⅲ(コンサート)』の絵。

あるコンサートに出かけ、素晴らしい演奏に感激した
カンディンスキーが翌日には描き上げたという一枚。

舞台上のピアノから奏でられる音楽は
鮮やかな黄色で表現され、観客席へ向かって流れ込む
音の洪水となって、人々を包みこんでいた。
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by thinking_grove | 2011-02-07 01:11 | 東京


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