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「ドミニク・ペロー 都市というランドスケープ」

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10月24日、新宿は東京オペラシティ・アートギャラリーへ。
23日から始まっていた、
フランスの建築家ドミニク・ペローさんの展覧会
『 ドミニク・ペロー 都市というランドスケープ』
を観に出かけました。


Youtubeにアップされていた同氏の
インタビュー映像を観て、非常に興味を引かれました。

展示についてのコンセプトや、観る人の感覚を
想像した会場構成の話は、
映像を聴いているだけで面白い。


【 参照:オペラシティー・アートギャラリー公式インタビューより 】


実際の会場では、入口近辺で上映される
同氏の事務所が手がけた建築の映像からはじまります。
奥行きのある長方体の空間を
ステンレスのメッシュカーテンが仕切ることで
五つの小さな空間が生まれ、それぞれで
別の映像が流れていました。

カーテンは今まで見たことのない構造でした。
螺旋状のステンレスの板が組み合わさってメッシュになり、
その目の幅が大きいので、手前の画面を見ながらも、隣の
画面や、その向こうの映像が何となく観える。

はじめは「ただの映像上映?しかも長い…」と感じたのですが、
何となく眺めている内に、五つの画面で流れる映像は
重複しているものがあったり、何となくリンクしていることが
分かってきます。
入場の際に渡されるリーフレットもうまくできていて、
「見ているうちに少しずつ伝わってくる」ように仕掛けられて
いるようでした。

映像も面白いし、コンペで提案された模型や
CGパースも豊富に展示されています。
ドミニク・ペローさんの発想の斬新さに圧倒される時間。

そして驚いたのが、イメージスケッチを描く
スピードの早さ。

建築の映像の中にもスケッチ中の様子が
収められているのですが、はじまったと思ったら
瞬く間に線が引かれ、色が塗られ・・・。
「迷い」や「検討」の様子がない。

これからどんな建築をつくるのか…ということを
描きながら考えるのではなく、既に頭の中に
構築したイメージを瞬時に絵に現しているという
印象でした。

素早い決断力と、ジャンプ力のある発想。
そこに、レベルの高いスタッフ達に力が集結して、
今まで見た事もないような建築が実現していくー。


ペローさんの建築、繊細さとダイナミズムが同時に
あって、日本人の気質や風土にもすごくマッチすると
感じました。それでいて、新しくもあって。

とても引き込まれる展覧会でした。

- - - - - - - - - -

| ドミニク・ペロー 都市というランドスケープ
  at 東京オペラシティアートギャラリー |


| Dominique Perrault |
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by thinking_grove | 2010-10-25 23:11 | 東京

スケッチ教室へ。

10月23日、永沢まこと先生のスケッチ教室へ。

ほぼ四年ぶりの教室。
かなり久しぶりでしたが、参加されている他の
生徒の皆さんのお話や描かれている絵を拝見したり、
永沢先生の絵を描く上でのベースとなる部分のお話など、
四時間があっという間でした。

ここ数年は、まともに絵を描くということがなかったのですが、
もう一度しっかりとやってみたい。そんな風に
何となく思い立っての教室参加でしたが、あらためて
心を入れ替えて(!)取り組んでいこうと思いました。


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絵は東京からの帰路の前、新宿駅新南口のスターバックスから。
夕方から雨が降り出していましたが、日曜の夜、駅前を歩く人は
みんななんだか元気です。活気があるな。
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by thinking_grove | 2010-10-25 01:45 | 東京

「本」を感じる軽井沢へ。

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2010年10月16日、軽井沢のユニオンチャーチへ。
この秋、有志の方々が集い、
軽井沢を本の文化で彩られる“まち”にするために立ち上がった
「本のまち・軽井沢」という取り組みの
立ち上げ記念のイベントでした。


前半は、詩人 長田弘さんによる講演会。

「本という考え方」について、様々な側面からお話が展開されます。
木造の教会の静かな空間に、長田さんの声が静かに、
深く響いていきました。

- - - - - - -

 「 読み終わった本をなぜ残しておくのか。
   読もうと読むまいと、そこに残しておこうとした理由。
   それは、人が本の中に“世界”を感じたから。
   そこに“Life”を感じるから。

   本を読み、旅をする。
   今はいない、話すことのできない人にあいにいく。
   2,500年前に生きた詩人。その涙を
   感じることだってできるーー 」

- - - - - - -

ご本人の詩のように、素朴で澄んだ言葉。



そして後半は、朗読劇「マクベス」。
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2009年に京都・名古屋・東京で初演が開催され、
今年6月には国立国会図書館、東京本館・関西館で
連続公演された「レクチャー&リーディング」という企画でした。

シェイクスピアの戯曲「マクベス」を安西徹雄さんが翻訳し、
演劇集団「円」の方々により演じられる朗読劇。

2008年に逝去された安西さんの遺志を継ぎ
同じく戯曲の翻訳に携わる
上智大学教授の小林章夫さんによるレクチャーの後、
朗読がはじまります。

夕方の辺りが薄暗くなってきた教会の集会場に
響き渡る男性五人の声。舞台上では
さまざまな場面、登場人物のやりとりが繰り広げられていきます。

床を「ドドンッ」とたたく棍棒の音。
場面描写をかなでる効果音。
演者の放つ声、声、声…。


荒野を歩くマクベスとバンクォーの姿、
パーティー会場でのやり取り、
物語のクライマックスの戦場。
本当に、目の前に「マクベス」の世界が広がっていくかのようです。


演劇を間近で観ることで、
その物語の中にどんどん引き込まれていく瞬間。

個人的に全くの未知な世界でしたが、
人々を魅了してやまないシェイクスピアと、
朗読劇が持つ強烈な迫力と引力を感じた時間でした。

う〜ん、行ってよかった!


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人に感動をあたえ、歴史を伝える本。
ただのコンテンツでもなく、紙の束でもない。

作者である人の言葉、物語を誰かに伝えるために
多くの人が関わりあって、一冊の本が生まれる。

生まれた本は新たな感動をつくり、
そこからまた新たな物語が生まれていく。

普段何気なく過ごす日常の中にも、本はたくさん溢れています。
あまりにも当たり前にあって、だけど無くてはならない存在、本。
その「本という世界」の新しい入口を、
この日、教えてもらったように思います。
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by thinking_grove | 2010-10-17 00:29 | 長野

一日一画。東京にて。

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週末は東京へ。

お世話になっている方の個展や、永沢まこと先生の教室の皆さんの「東京三十六景展」へ伺いました。描いている方ご本人とその作品に同時に会えるというのはやはり嬉しいです。すごく刺激をいただきました。

合間あいまに展覧会もいくつか観ることが出来、充実の二日間でした。

絵は東京に行っている間に描いたもの。
写真の模写も楽しいですが、そろそろ実際の風景や人を描かなくては!
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by thinking_grove | 2010-10-10 19:59 | 東京

鳥の目線で。

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普段の目線よりもちょっと高いところから、
鳥になったつもりで描いてみました。

うまくいっているかどうかは甚だ不安ですが、
「想像すればいろいろな世界を観れる」という
スケッチならではの楽しさを思い出しました。
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by thinking_grove | 2010-10-07 20:08 | スケッチ

銀のスプーン。

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インテリア雑誌の写真の中に、線画で描かれた絵が飾られているのを
観て、自分でも描いてみました。

……何か違う。
スプーンの金属っぽさや、装飾の繊細さ、重さが出てこない。

もっとよく観て、
「線の使い分け」を意識しながら描かなくては!

でも道具の絵も、ちょっと面白い。
練習しつつ、アレコレと描いてみようと思います。


ちなみに、銀のスプーンには、
それをもらった子どもが幸せになる…という言い伝えも
あるそう。
そういう話を知るのも楽しい。
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by thinking_grove | 2010-10-07 19:56 | スケッチ

ゴッホの手紙。

芸術新潮の2010年10月号特集は「ゴッホの手紙」。
秋に東京で開催されるゴッホ展などで気になっていたこともあり、
書店でそのタイトルを見て、手にとりました。

ゴッホが弟のテオに送った手紙の写真が載っていて、
きれいな字に添えられたスケッチや、本文の和訳が
読むことができ、なんだかゴッホの人柄や悩み、喜びが
伝わってくるようでした。

さまざまな挫折や葛藤の中で絵を描くようになり、
テオの支援を受けて、描き続ける中で大きく成長していった人生。

生前の苦労は多くの書籍、資料で読む機会がありましたが
はじめて観た「ゴッホの手紙」は本当に素晴らしかった。
光り輝く風景、大地に根付いた人々の姿を描いた
氏の心が伝わる手紙だと思いました。


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芸術新潮 2010年10月号より模写)
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by thinking_grove | 2010-10-04 00:46 | スケッチ

田中一村さん。

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奄美大島の亜熱帯の風景や植物や鳥を題材に
日本画を描いた田中一村さん。
氏に縁の地である千葉市の市立美術館で、八月から九月にかけて
回顧展が開催されていました。

父が千葉の同窓会へ出かけたその足で美術館へ。
膨大な作品のすべてに物凄いエネルギーがあって、
観ている方にもエネルギーが必要……と話していました。


作品を発表する訳でもなく、一人で描き続けたエネルギー。
奄美大島の自然と共に生きた人の心とは。

想像してみよう。
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by thinking_grove | 2010-10-03 11:41 | スケッチ

一日一画。

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一日一枚ずつ描こうと思いつつ、すっかり忘れ……いや、
時間が経ってしまいました。
以前アップしてからの半月ほどの間に、
長野も本格的に秋めいてきています。

絵は狐。
御代田の家の近くでも時々その姿をみかけます。

細くしなやかな体は軽やかで、風にのって走っていく。
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by thinking_grove | 2010-10-01 22:46 | スケッチ


生活と絵


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日々の生活の中で、観ることや感じること、そして絵のことを中心に。

伊藤夕歩

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