川にて。
この週末は近所の川へスケッチに出かけました。
毎日の通勤で通る場所だけど、絵を描くのは
四年ぶりくらいです。
九月も半ば。
午後の風も気持ちよく、時々肌寒いほどでした。
釣り人もいない川べりで
大きな岩の上に座りながら絵を描いていると、
頭の中が空っぽになって時間が過ぎていきます。
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by thinking_grove
| 2011-09-11 22:12
| スケッチ
台風。
先週末は教室で東京へ。
予定されていた江ノ電沿線スケッチは台風で中止となり
この日は講義に。
昨年秋に教室が始まってから、気づけばもうすぐ一年間。
教室に参加している人が、
その一年の中で絵についてどう考えたか、
これから何に取り組みたいのかを話し、
永沢先生からもアドバイスをいただきます。
先生は技法についてはほとんど語らず、
その人が描いている絵から感じることや
取り組み方をもとに、これからどうしていくべきかを
まるで占いのように話してくださるので、
聞いていておかしかったり、感心したりで
何とも楽しい時間です。
ちなみに僕が先生からいただいたお言葉は、
「代表作が何年か前のものという状態は良くない」
「教室では練習に徹した方が良いかもしれない」
「苦手なものにあえて取り組んでみると、見えてくるものがある」
なるほど、とおおいに納得したのでした。
この日は大雨にはならず、普段通りに街を歩けました。
写真は新宿駅近くで見かけたバス。
東京でこんなバスが走っていたとは。
初めて見ました。
二階席からの眺めはどんなだろう、ぜひ一度乗ってみたい。
野外スケッチは台風で中止になったものの、
再来週は予定通りの講評会。
今週末には何か描かないと、持っていくものがありません(汗)
ど、どうしようかな……
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by thinking_grove
| 2011-09-06 00:20
| 雑記
夏と秋。
少し前の肌寒いような天気から、また暑さが戻ってきたようです。
それでも、真夏の暑さほどではなく、夕方から夜になると
涼しくなってくるので助かります。
明日からは九月。
今年もあと四ヶ月なんですね。
もう少しすると、山の木の葉の色も変わってくるかな?
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by thinking_grove
| 2011-08-31 23:37
| 雑記
モデルスケッチ。
前回の教室でのモデルスケッチ。
モデルはロシア人のAnnaさん。
顔の表情が、
正面、横、斜め・・と角度が変われば印象も
すごく変わって、
ほんとに日本人とは骨格から違うんだなと
あらためて感じました。
印象的だったのは目。
教室の中で先生と話をしている時の笑顔から、
モデルとして姿勢をとった時に表情がさっと変わり、
遠くを見つめる目になった時、瞳にエネルギーが宿ります。
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by thinking_grove
| 2011-08-28 00:44
| スケッチ
木を植えた男。
八月のはじめに、東京都現代美術館へ出かけました。
現代美術家の名和晃平さんの展示では、
大小さまざまなビーズで動物を包み込んだ作品
「BEADS」に引きつけられました。
生き物である「自然」が、透明なビーズをまとうことで
独特な空気感を持った作品。
中でも大きな鹿は、森の守り神のように
感じられるほどの存在感でした。素晴らしかった。
名和さんの展示をまとめて観るのは初めてでしたが、
たくさんの作品を眺めながら、
「デジタル」な雰囲気や人の手を感じさせない温度感、
情熱とは違った集中力に、
建築家のような人ではと感じました。
不思議な魅力がある展示でした。
この日は、同時開催中だった
「フレデリック・バック展」も観ることに。
バックさんという人のことはあまり知らなかったのですが、
この日はこちらの展示に一番感動してしまいました。
会場に展示された作品のどれもが素晴らしく、
(その数なんと1,000点とのこと!)
またどれもが完成度が高くて、
絵の中のカナダの風景や人の姿から、想像の中で
さまざまな場所を旅しているような感覚を覚えました。
バックさんの絵に対する姿勢や衝動、
そして、とにかくご本人が絵を描くことが本当に好きなんだと
感じました。
会場や音声ガイドでは、
絵やアニメ作品だけでなく、バックさんのさまざまな
エピソードや言葉が紹介されていて、ラジオ・カナダで
子供たちに向けたテレビ番組を作っていた時の話や
最愛の奥さんとの出会いのエピソードからも、
その素敵な人柄が想像でき、うれしくなりました。
今の時代ならではの現代美術作家の展覧会と、
大好きな絵を描きながらたくさんの旅をしてきた
一人の画家の展覧会。
内容の濃い、楽しい一日でした。
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by thinking_grove
| 2011-08-28 00:17
| 東京